映画『アポロ18』 閉所恐怖症

『宇宙兄弟』と間違えて見てしまいました(嘘)。

実録風の演出というヤツは、『ブレアウィッチ・プロジェクト』が話題になって、その後もポツポツと作品が出ている。撮る側からすると低予算で作れる魅力もあるのだろう。もういい加減、この手の演出に新鮮味はまったくないが、個人的には嫌いではなかったりする。

この『アポロ18』は、秘密のビデオテープが出てきましたという設定のほか、その他のネタもオリジナルさは感じられない。だが安心して見られたかと言うと、けっこうハラハラと言うかゾワゾワしてしまった。月面が舞台ゆえの閉塞感が何ともいえぬ気持ち悪さをかもし出しているのだ。惜しむらくは、気を抜ける場面が全然ないので一本調子になって疲れてしまう。

考え出すと設定も何も不自然な所だらけなので、細かいことは考えずに見るべし。