よくわからん
石原都知事が、東京都による尖閣諸島の土地購入を言い出して騒動になっている。領土問題(存在していませんというのが政府見解だが)に絡んでのことみたいだが、よく分からんのは、都が土地を購入することがどういうふうに領土問題に資するのか。日本国は私有地を守ってくれないという訳ではあるまいと思うが。
いくつか可能性を考えてみる。
・もし所有者がスジの悪いところに売ったらどうしよう
どこに売っても領有権の主張とは関係なさそうな気がする。仮にいざ資源開発をしようと言うときに面倒が起こったりしうる?
・何かトラブルが起こった時に公有地の方が面倒がない
理由としては薄いような。今のところ借用でも立ち入り禁止にできているし。
・こんな使い途もない島を個人で持っているのも大変でしょう
2450万円/年で国が借り上げている*1そうだから経済的な負担どころか良い財産でしょう。固定資産税とネットしても十分お釣りがきそうな額だ(固定資産評価額次第だけれど)。
結局、都の土地にしてしまえば好きな時に旗を立てたりしに行けるとか考えているんじゃなかろうか。それが領土問題にプラスかどうかは知りません。
一地権者から無人島を公的予算で買い取るって話だから、そっちがセンシティブな気がしてならない。地権者の親族という男性が、どこぞから「350億円というオファーがあった」なんて吹かしているだけに、ヘンな話にならないかちょっと心配。