いじめ報道に接して

そんなに細かくチェックしていないが、ここ最近いじめ報道がだいぶ盛り上がっているみたいだ。微に入り細をうがって全国に報道しないといけないのか疑問に思わなくもない。

とは言え、ほんとうにいたたまれない事件で、報道されれば気にもなる。たいていの人は、いじめられる側かいじめる側、もしくは傍観者として、なんらかのいじめを経験しているのではないか。自分ではなく子供や家族のことが心配な人もいるだろう。他人事ではいられない。

今回の事件のように、被害者を死に追いやってしまうようなひどいケースに接すると、「いじめをなくせないのか」「根本的な対策を学校はとるべきでは」といった方向に議論が及びがちだ。しかしながら、ここまでひどいケースだけでないこの世のいじめ全般がなくなったり、急に減ったりすることは想像しがたい。

それでも賽の河原の石積みのように、もしくは日々の掃除のように、いじめがなくならずともいじめを恥ずべき行為とする価値観を確認しあっていくしかないのだろう。また、いじめられている人を少しでも支える存在がほしい。家族なのか友達なのか先生なのか分からんが誰でもいい。対症療法で十分。一時をしのげば違う展開が開けるかもしれない。

結論も何もありませんが*1。。。おやすみなさい。

*1:集団心理の怖さみたいなことも考えたがまとまらない