原発事故調について

福島原子力発電所の政府事故調が23日に最終報告を公表した。新聞やテレビでは、既に報告を終えた他の「事故調」についても併せて取り上げられていた。改めて気づいたがいろんな「事故調」があったものだ。

「政府」事故調
  http://icanps.go.jp/

「国会」事故調
  http://www.naiic.jp/

「民間」事故調
  http://rebuildjpn.org/fukushima/report

「東電」事故調
  http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/interim/index-j.html

とても重大な事故であるのに加えて、原因をさぐるのにも困難があっただろう。複数の委員会が独立して調査をするのはわかる。

これらの事故調報告について感想でも書こうかと思ったが、(いつものことながら)まとまった事が書けそうにないのでヤメタ。よってメモにとどめる。

<7/25追記>
あまりにも中途半端だったので少しだけ追記。

結局は、これから原子力なるものとどう付き合うべきか(もしくは付き合わないか)の指針となるかどうかが、これら事故調の報告に対するふつうの関心事だろう。それが事故調の直接的な守備範囲ではないかもしれないにしてもだ。

報告書原文をちゃんとあたったわけではないので基本的に報道の情報による判断だが、最大公約数的な問題点は、やはり事前の想定が甘かった点みたいだ。まあ、そりゃそうだろう。

その点については、「安全神話」とか「規制の虜」とか東電・政府の責任を問う論調*1になるが、東電・政府に明らかな非があるとすると、それさえ正せば「今後は原子力もOKですね」という結論になるのか*2?もう一歩踏み込んで、なぜ「安全神話」とやらが原子力村界隈に醸成されたかを考えて欲しい気がする。

まだまだ中途半端ですが、こんなところで。

*1:東電事故調を除く

*2:もちろん、万全の対策を事前にとると経済的にペイしないということもあるだろうが