危ないことや愚かなことをする権利

とくに何が言いたい訳でもないのですが。

新歓シーズン

4月、新入学生を迎える季節になって、新聞で一気飲みを戒める内容の記事を見かけるようになった。大学生によるお酒がらみの事故は、いまだ後を絶たないらしい。前途のある若者が無為に命を落としたニュースに接するといたたまれない。自分が子を持つ身になると尚更だ。

先日、職場の上司・同僚たちと昼飯を食っていて、なぜだかは忘れたが、昔のドキュメンタリー番組『驚異の世界』のオープニング(私は見た記憶がないのですが)の話になった。足首に蔦かなんか巻きつけてバンジーをするやつである。怪我する人もいそうだし、命の危険まであるかもしれない。いま日本で、大学の新歓であれをやったら何と言われるか?

20年前の大学時代の己の酒席での行いを振りかえると、バンジーほどではないにしろ愚かだったことは間違いない。多少の危険と隣りあわせだったこともあったと思う(愚かな中にもそれなりの節度はあったが。ビールしか飲まないとか。。。)。でも20前後の若僧なんて、その愚かさがどっちに向かうにしろ愚かであるしかない気がする。

人類社会はいまのところ進歩し続けている。われわれは豊かになり、長生きになっている。それとともに、命に係るようなリスクの許容度はどんどん低下している。この私の40年に満たない程度の人生の期間においてもだ。喜ぶべきことではあるだろうが、なにか窮屈な感じや寂しい気持ちを禁じえない。異を唱えるべき理由もないけれど。

レバ刺しも

レバ刺しの提供が禁止されるとの報道も目にした。ユッケの病原性大腸菌による食中毒で死者が出た事件がひとつの契機だろう。内臓となれば肉(ユッケ)よりさらにリスキーであろう。鮮度、管理方法に係らずリスクがあるようだ。レバ刺しが食べられなくなるのは残念だが、規制にもやむをえない面がある。

とりあえずレバ刺し食べたいなあ。